11時間 -お腹の赤ちゃんは「人」ではないのですか-

公開日: 2007年8月27日月曜日 育児 雑誌・書籍 事故 赤ちゃん 胎児



本の内容(アマゾンより引用)

Amazon.co.jp: 11時間 -お腹の赤ちゃんは「人」ではないのですか-: 本: 江花 優子

「胎児は人か否か」に切り込む渾身のルポ
交通事故被害に遭った夫婦は、妊娠8か月で待望の赤ちゃんを失った。わずか11時間を生きたわが子の人権を訴える夫婦に立ちはだかる法の壁。胎児は人か否か。誰も語ろうとしなかった問題に鋭く切り込む渾身のレポート。



嫁さんが読みたいと言っていたので買って読んでみました。やばいです。

第一章と第五章で、別々の事故の詳細が描かれているんですがそれを読んでるだけで涙が止まりません。
あまりにも悲惨すぎる。

今の法では胎児は「人」ではないらしい。
妊婦が事故に遭ってそのせいで胎児が死亡しても、胎児は一部でも外に出ない限り「母親の身体の一部」とされるらしく、母親に対する「致傷罪」にしかならなくて「致死罪」にはならないそうです。
第五章の事故で日本で初めて胎児を「人」であるという判決がなされたそうです。

この法が整備されたのは何十年も前で当時であれば死んでいたであろう命でも、現在では救えるようになってきているにもかかわらず、あいかわらず法はそのままで見直しはされていないらしい。
胎児を「人」だとすると、中絶は人殺しになるとかいろいろと問題があるようですがそれにしても・・・。

法では胎児は「人」ではない。でもなにかの理由で中絶してしまった女性に対し
「あんたは人を殺したんだ」
と言ってしまう心無い医者もいたり、
中絶手術後、病室で
「超簡単だった。楽だった。」
と電話で話す10代の子がいたり、あまりにもムカムカしてしまう内容も。

読んでいてとても印象に残った文章が二つ。
一つ目は
国は少子化だと騒いでおきながら、せっかく授かった胎児も守れない

たしかにそうかも。
産ませよう産ませようとするだけだったり、対策も『産まれてきた子』が対象だったりかも。
『これから産まれてくるこども(胎児)』のことってなにか対策あったっけか??

もう一つは
世の中の想像力の欠如を感じる

『加害者や加害者を弁護する弁護士は罪を軽くしようと思うばかりで被害者のことを考えているのか?』
『自分が同じような目にあった(事故の被害者になった)場合でもその判決を願うのか?』

こういう事故だけじゃなく、事件もそうかも。

これをしたら/言ったらどうなるか を考えられない人が多すぎる、、、と思う。
簡単に事件を起こしすぎる。短絡的すぎる。
相手の立場になって考えられない、相手の気持ちを想像できない人が多すぎる、、、と思う。

想像力が強すぎてそれが思い込みになってしまっても怖いけど、、、。

◇◇

どこから人なのか、どこまでは人じゃないのか・・・私としては産む意思があるなら「人」なんだけどなー。
私は嫁さんの妊娠がわかったとき──今のムスメが嫁さんのおなかにいるとわかったとき──から、「ムスメ」だったなー。「人」として接してたなー。
決して嫁さんの身体の一部ではなかったなー。。。

・・・・・。
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2 件のコメント :

  1. 僕も読んでみようと思います。

    去年の夏、僕の妹にも同じようなことが起こりましたから。
    臨月だったんですけどねー。
    抱っこさしてもらいましたが辛かったです。

    身をもって体験したり、身近に起こらないとなかなかそこまで考えが及ばないことはたくさんあると思います。
    ”気付く”か”気付かない”だけなんですけどね。

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  2. > でぶ8さん
    そうなんですか・・・。辛いですね・・・。
    妹さん、大変でしたね・・・。

    テレビでみるニュースはもはや他人事ではなくなってきてますからね。
    自分にこどもができたことで、こどもが関連するいろいろな事故や事件にも敏感になりました。
    こどもがいることで感情移入も簡単にできてしまうので、あまりにも辛い出来事には涙が止まらなくなります。。。

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